米Searchmeは米国時間2008年3月11日,新たな検索エンジンのプライベート・ベータ版を発表した。従来の検索エンジンのように検索結果を一覧で表示するのではなく,各Webページの画像を並べて表示する。同ベータ版は招待制で提供しており,同社Webサイトから申し込める。同サイトでデモ・ビデオも公開している。

 新検索エンジンは,米Adobe SystemsのAdobe Consulting部門と協力し,「Adobe Flex 3」を用いて開発した。ユーザーは,検索結果として提示された複数のWebページ画像をすばやく閲覧し,目的のWebページ画像をクリックして実際にそのページに移動できる。

 また,キーワードを入力すると,そのキーワードに関連したカテゴリ候補をアイコン表示する。例えば「bonds(債券)」と入力すると,「savings(貯蓄)」や「stocks(株)」といったカテゴリのアイコンが現れる。いずれかのアイコンをクリックして,手軽に検索を絞り込むことが可能。

 なお,Searchmeは米Sequoia Capitalから出資を受けている。Sequoiaは米Googleにも投資しているベンチャー・キャピタルだ。米メディアの報道(CNET)によると,Searchmeは第4回投資ラウンドでSequoiaや米Lehman Brothersから1500万ドルの資金を調達し,これまでに受けた出資金は3100万ドルにのぼる。

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