ビジネス特化型SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を運営する米LinkedInは米国時間2008年3月10日,企業向け有料パッケージ・サービス「Corporate Solutions」で新たなリクルート機能「LinkedIn Recruiter」の提供を開始した。利用料は,募集するポジションなどによって異なる。

 LinkedIn Recruiterでは,候補者をフォルダやタグでまとめてコメントを付記できるので,人事部門の別のメンバーが条件に合った候補者を見つけたかどうか把握することが可能。また,肩書きや企業名,キーワードによる検索を実行し,最大1000件の検索結果を閲覧できる。

 他のリクルート・ツールでは応募してくる候補者の中で選ぶことになるが,LinkedIn Recruiterは,企業側から有望な人材に働きかけ,適任者を確保することができる。

 同社Corporate Solutions製品マーケティング担当上級ディレクタのGeorge Seiters氏によると,すでに500社以上が上級管理者レベルの人材採用にCorporate Solutionsを利用しているという。「LinkedIn Recruiterを利用すれば,人事部門における採用プロセスを簡素化し,履歴書などの振り分けよりも,面接に多くの時間をかけられるようになる」(同氏)。

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