米Motorolaのベンチャー・キャピタル部門であるMotorola Venturesは米国時間2008年3月10日,携帯型メディア・プレーヤを手がけるイタリアのQuantum SPAに対する出資を発表した。出資額は明らかにしていない。

 Quantumは,携帯電話機向けテレビ放送規格Digital Video Broadcast-Handheld(DVB-H)準拠のモバイルTVメディア・プレーヤや,新しいモバイルTV規格およびデジタル著作権管理(DRM)ソリューションに対応するモバイルTV向けソフトウエア・エンジンを開発する企業。イタリアのミラノに拠点を置く。

 Quantumの製品により,ユーザーは放送中のテレビ番組のほか,デジタル・ビデオ・レコーダに保存した番組やビデオ・クリップをオンデマンドで視聴できるようになるという。

 Quantumは,Motorolaの出資を受けることで,「製品ラインの拡大および開発の促進が可能となり,世界に向けたモバイルTVの展開を成功させるための条件を作り出せる」としている。

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