米Microsoftと米Sun Microsystemsは米国時間2008年3月10日,Microsoft製アプリケーションとSun製システムの相互接続性を検証する施設「Sun/Microsoft Interoperability Center」の開設と,「Exchange Server 2007」への移行を目的とするソリューション製品「Sun Infrastructure Solution for Microsoft Exchange Server 2007」の提供開始について明らかにした。

 ワシントン州レドモンドにあるMicrosoft本社内に設けた検証施設は,x64プロセサ搭載の「Sun Fire」サーバーとストレージで構成する環境において,Microsoft製アプリケーションの動作を確認する。Java技術やシンクライアント「Sun Ray」,Windowsなどの技術や,サーバー仮想化技術「Windows Server 2008 Hyper-V」「Sun xVM」の検証も行う。導入検証用として顧客にも施設を開放し,両社の技術者と相談できるようにする。

 Sun Infrastructure Solutionは,検証済みのサーバー・システムとストレージで構成し,Exchange Server 2007環境への容易な移行を可能とする。サーバー用ラックの設置面積や消費電力,冷却コストに関するコストを最大85%減らし,3年間にわたって電子メール関連の総所有コスト(TCO)を最大70%節約できるという。

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