米Googleは米国時間2008年3月6日,有料広告サービス「Google AdWords」における新たな評価指標として,ランディング・ページの読み込み時間(ロード・タイム)を採用するとAdWords関連ブログで発表した。数週間後に広告分析ページ「Keyword Analysis」でロード・タイム確認機能の提供を開始する。ロード・タイム短縮作業に必要な準備期間を1カ月設け,その後AdWords広告の対象キーワードの「Quality Score」に反映させる。

 広告をクリックして移動したランディング・ページの表示に時間がかかると,ユーザーが待たされることになる。そのため,Webサイトの印象が悪くなるだけでなく,ページ閲覧を中断されて広告が成果に結びつかない可能性もある。

 そこでGoogleは,新たにランディング・ページのロード・タイムを評価指標として取り入れる。具体的には,ロード・タイムが長い場合は対象キーワードのQuality Scoreを下げ,最低クリック単価を高くする。ロード・タイムが短くなればQuality Scoreを上げて最低クリック単価を下げる。

 Googleは,ロード・タイムがQuality Scoreに与える影響や,ロード・タイムを短縮するヒントなどの情報をWebサイトに掲載している。

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