セキュリティ企業の英ソフォスは2008年3月9日、同社の公式ブログにおいて、国民/住民一人あたりの迷惑メール送信数が多い国/地域を公表した。それによると、英国の海外領土である「ピトケアン諸島」が“世界一”だという。
迷惑メールの送信数(中継数)が多い国/地域としては、米国やロシア、中国が知られている。今回ソフォスでは、国民/住民一人当たりの迷惑メール送信数(その国/地域から送信されたとみられる迷惑メールの総数を人口で割った数)を調査。一人当たりの送信数が多い上位10の国/地域を公表した。上位10の国/地域は以下の通り。
- ピトケアン諸島
- ニウエ島
- トケラウ
- アンギラ
- フェロー諸島
- モナコ
- 北朝鮮
- バミューダ諸島
- フォークランド諸島
- アンドラ
同社によれば、ピトケアン諸島やニウエ島などは、迷惑メールの送信数が多いからというよりも、人口が少ないために上位にランクされたという。例えば、ピトケアン諸島の人口は50名程度。
「迷惑メールの送信数」では上位を占める米国やロシア、中国などは、人口が多いために「国民/住民一人当たりの迷惑メール送信数」で見ると順位が下がる。例えば、迷惑メールの送信数が最も多い米国は64位に、送信数2位のロシアと3位の中国は、それぞれ45位と132位になる。
そのほか、送信数で9位の英国は50位に、26位のカナダは89位、32位の日本は136位、33位のオーストラリアは85位になるという。