東京証券取引所は3月10日午前11時45分、株式売買システムで同日午前9時に発生した障害について、午後1時から売買を再開すると発表した。午後0時5分から注文受付を再開している。

 発生したデータベースのデッドロックを解除し、再発しないように応急処置を講じたという。原因は引き続き調査中。東証の株式売買システムは、富士通製メインフレームで動作している。

 今回の事象は、アルプス電気と名古屋鉄道の2銘柄の売買ができないというトラブル。10日午前9時の立会開始時から、注文を処理できない状態が続いていた。

 東証では2月8日にも「新派生売買システム」に障害が発生し、TOPIX先物取引の一部銘柄が取引できなくなったばかり。