「Windows Live OneCare」が「サイトアドバイザ」に対して表示する警告(米マカフィーの情報から引用)
「Windows Live OneCare」が「サイトアドバイザ」に対して表示する警告(米マカフィーの情報から引用)
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 米マカフィーは2008年3月6日、同社ソフト「サイトアドバイザ」とマイクロソフトの「Windows Live OneCare」をインストールしているパソコンでは、サイトアドバイザのアンインストールを求める警告を、OneCareが表示する場合があることを明らかにした。

 サイトアドバイザは、Webサイトの安全性を評価するソフト。アクセスしようとするサイトが危険だと判断した場合には、アクセスを遮断して警告を表示する。OneCareは、ウイルス対策やバックアップなどの機能を備えた統合セキュリティソフト。

 これらを同時にインストールしている環境では、サイトアドバイザが「OneCareの動作を邪魔する可能性があるプログラム」に該当するとして、OneCareが警告メッセージを表示。パフォーマンス上の問題を避けるには、サイトアドバイザを取り除く(アンインストールする)必要があるとする(図)。

 しかし、この警告メッセージは不適切であるとマカフィーは強調。OneCareとサイトアドバイザは共存が可能であり、同じパソコン上で問題なく動作するという。これについては、マイクロソフトも同意している。

 マカフィーの情報によれば、2008年2月21日以降にインストールされたOneCareでは、この警告は表示されないという。それ以前にインストールされたOneCareでのみ表示される。

 今回の問題について、マイクロソフトでは修正パッチを開発中。パッチはウイルス定義ファイル(パターンファイル)などと一緒に配布され、自動的に適用されると考えられる。マカフィーでは、対象ユーザーに対して、修正が施されるまで我慢してほしいと呼びかけている。