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テレビ東京は2008年3月7日,ほかの在京民放キー局各社と大手広告会社2社と協同で,ワンセグデータ放送における新しい広告運用実験を3月10日から3月14日にわたって行うと発表した(発表資料)。今回の実験では,試験的に大きさなどの規格を統一した広告用バナースペースを設定し,この規格に基づいたバナー広告を在京民放キー局各社のワンセグデータ放送で表示する。実験用のバナー広告は,携帯電話会社3社と携帯電話機メーカー10社の協力を得て作成した。

 今までのワンセグデータ放送では,バナー広告の大きさや形式が放送事業者によって異なっていた。一方で,テレビCMは長さが15秒あるいは30秒に統一されており,広告主はテレビCM素材を汎用的に利用できる。今回の実験ではサイズや形式が同一のワンセグバナー広告を使って,関係者間の広告素材の受け渡しを効率化したり,広告価値を向上したりすることについての研究を進める。