蒼天は,エージェントを導入しなくても利用可能なクライアント監視ソフト「LogVillage 2.0」の新版として,勤怠管理に必要なログイン/ログオフ時間を取得できるようにしたマイナー・バージョンアップ新版「LogVillage 2.0 v2.010」を,2008年3月7日に販売開始した。価格は,監視対象50台の最小構成で42万5000円(税別)から。

 LogVillageは,エージェントを使わないクライアント操作監視ソフト。仕組みは,あらかじめ監視対象のWindowsマシンのコンピュータ名(NetBIOS名)と管理者ID/パスワードを登録しておき,遠隔アクセスによって情報を取得するというもの。

 各種のシステムログに保存される情報を収集・管理できる。主な監視項目は,アプリケーションの実行履歴,ファイル操作履歴,パッチの適用状況などから,アプリケーションごと/時間ごとのCPU使用率,メモリー残量,ディスク残量,ネットワークI/O,ストレージI/Oなど。

 新版では,勤怠管理に使えるように,ログ解析機能を強化して,ログオン/ログオフの時刻情報を正確に把握できるようにしたという。従来は,ログオフ処理を行った場合に限ってログオフ時刻を取得できていた。これに対して新版では,いきなりシャットダウンした場合でもログオフ時刻を得られるようにした。休止モードや社外持ち出しなども考慮し,勤怠データをより正確に把握できるとしている。

 監視対象となるOSは,Windows NT 4.0,Windows 2000 Professional,Windows XP Professional,Windows Vista Ultimate/Business,Windows 2000 Server,Windows Server 2003,MacOS X。LogVillageの稼働OSは,ログ収集サーバーがWindows XP ProfessionalまたはWindows Server 2003。管理用サーバーがWindows XP ProfessionalまたはWindows Server 2003。