富士通は2008年3月7日、愛知県信用保証協会(名古屋市)に同社の手のひら静脈認証装置「PalmSecure(パームセキュア)」が採用されたと発表した。協会職員が利用する全パソコン356台へのログインおよびサーバー室の入退室管理システムに利用する。

 パソコンのログインにはPalmSecureを内蔵したマウスを使う。職員の手のひら静脈情報をあらかじめ認証サーバーに登録したうえで、2月から運用を開始した。これにより事前に登録された人間だけがログインできる、高いセキュリティ性を保てるという。

 富士通によると、手のひら静脈認証は本人拒否率が0.01%、他人受入率が0.00008%以下という高い認証精度があるとしている。