イー・モバイルは2008年3月6日,HSDPA方式のモバイル・データ通信のプリペイド・サービス「EMチャージ」を3月25日に開始すると発表した。使いたいときに使った分だけ課金するサービスで,出張や旅行などの際だけにデータ通信をしたいというライトユーザーの利用を見込む。

 EMチャージの料金プランは,ベースの「スタンダードプラン」とオプションで選択できる「1日定額」「7日定額」を用意する。スタンダードプランは,月額基本料が不要な前払い方式の従量課金プラン。料金は1Mバイトあたり63円(1Mバイト単位で課金)。この料金は,従量プランでは最安値水準だという。チャージ残高の有効期限は,最後にチャージしてから90日間となる。

 スタンダードプランのユーザーが,特に集中的にデータ通信を利用したい場合などに選べるプランが1日定額と7日定額だ。両プランとも,申し込んだ日から1日あるいは7日間は定額で利用できる。料金はそれぞれ630円,2205円。定額になる期間は1日定額は申し込み日の24時まで,7日定額はサービス提供期間終了日の24時まで。1日定額または7日定額の利用に際しては,サービス専用のWebサイトでの申し込みが必要。このサイトで料金チャージもできる。

 対応端末と価格は,下り最大7.2Mビット/秒対応の「D02NE」「D02HW」が3万3980円,同3.6Mビット/秒対応の「D01NE」「D01NX」が2万8980円(いずれもイー・モバイルのオンラインストアの場合の価格)。なお利用にあたっては,接続先設定をEMチャージ専用のものに変更する必要がある。契約事務手数料2835円は別途かかる。

 ただし,3月25日から4月30日はキャンペーン期間として契約事務手数料を無料とする。また,端末価格に1万4000円分のチャージを含めたセットを同料金で提供する。なお販売するのは端末とSIMカードのセットで,SIMカード単体の販売はしない。既存のデータ通信プランからの乗り換えや契約変更は「今後検討していく」(同社)という。

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