「ノートン 360 バージョン 2.0」の画面例
「ノートン 360 バージョン 2.0」の画面例
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 シマンテックは2008年3月6日、統合型セキュリティソフト「ノートン 360」の新版となる「ノートン 360 バージョン 2.0」を発表した。ウイルス対策やフィッシング詐欺対策、バックアップなどの機能を備える。新版では、ウイルス対策やバックアップなどの機能を強化した。発売日は、ダウンロード版が3月6日、パッケージ版が3月28日。

 ノートン 360の主な機能は、(1)ウイルスなどからパソコンを守る「PCセキュリティ」、(2)パスワードなどを保護・管理する「IDプロテクション」、(3)ローカルやリモートにファイルを保存する「バックアップ」、(4)不要なファイルの削除やデフラグなどを行う「PCチューンアップ」の4種類。

 新版のバージョン 2.0では、新機能の追加や既存機能の強化をいくつか図った。例えば、(1)の「PCセキュリティ」については、「ブラウザプロテクション」という新機能を追加。この機能により、Internet Explorerの脆弱(ぜいじゃく)性を悪用する未知の攻撃(新種ウイルスなど)を防げるという。

 (3)の「バックアップ」については、バックアップ先のメディアの種類を増やした。具体的には、従来のCD/DVD、USB、ネットワークドライブなどに、「iPod」やBlu-ray Disc(BD)、HD DVDを追加した。

 価格は、3台までのパソコンにインストールできる「標準パッケージ」のダウンロード版が8190円、パッケージ版はオープン価格。有効期間は1年で、シマンテックが用意するオンラインストレージを2GBまで利用可能。

 そのほか、5台まで、あるいは10台までにインストールできる「スモールビジネスエディション」をそれぞれ用意。5台までのエディションの価格は1万5750円(ダウンロード版)でオンラインストレージは10GB、10台までのエディションは、3万30円(ダウンロード版)で25GBのオンラインストレージが付属する(パッケージ版はいずれもオープン)。

 また、機能やライセンス「標準パッケージ」のオンラインストレージを10GBまで利用できるようにした