ソフトバンクテレコムとパイオニア,インクリメントPの3社は2008年3月5日,新規開発の通信型カーナビゲーションシステムを使用したテレマティクスの本格的なサービスを2008年夏に始めることで合意したと発表した(発表資料)。3社は2007年7月9日に共同出資による企画会社「Qプロ」を設立し,サービスの企画・検討を行ってきた。本格サービスに向けて2008年3月末に,同社を増資する。ソフトバンクグループの通信インフラと,パイオニアが提供する通信型カーナビ,インクリメントPが所有する地図などの各種カーナビ向けコンテンツや通信ナビ運用技術など,各社が有する強みを連携させた新しいテレマティクスサービスの構築を目指す。

 なおQプロに資本金は現在2億5000万円だが,増資後は3億5000万円とする。出資比率はソフトバンクテレコムが50%,パイオニアが40%,インクリメントPが10%である。