米Zend Technologiesは米国時間2008年3月4日,同社のPHPディストリビューション「Zend Core」が米Microsoftの次期サーバーOS「Windows Server 2008」対応の認定を取得したと発表した。これにより,Windows Server 2008上でZend Coreの動作が保証されることになる。

 今回の認定取得は,MicrosoftとZend協業によって実現したもの。両社は2006年10月末に技術提携を発表し,Windows ServerとPHP環境の機能拡充と連携強化に取り組んできた。

 両社の提携を通じ,Microsoftは2007年にInternet Information Server(IIS)とPHPのインタフェースとなるIIS向けコンポーネント「FastCGI」を発表している。このほかにも,ZendのPHPアプリケーションの開発フレームワーク「Zend Framework」にMicrosoftの認証管理機能「Information Card」のサポートを追加するために両社は共同で取り組んでいる。

 米メディアの(InfoWorld)によると,ZendのCTO(最高技術責任者)を務めるAndi Gutmans氏は「すべてのZend製品が,2008年末までにWindows Serverに対応するようになる」とコメントしている。

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