米BEA Systemsは米国時間3月3日,ポータル構築ソフトウエアの新版「WebLogic Portal 10.2」の提供開始を発表した。新版は,プレゼンテーション・レイヤにWeb 2.0の双方向性,ポータル連携,マッシュアップなどのサポートを追加し,より動的で対話的な機能を構築するための機能強化を加えている。

 WebLogic Portalは,SOA(サービス指向アーキテクチャ)ソリューションを統合して,新しい機能を提供するポータル・フレームワーク。パーソナライズしたポータル・サイトの構築および管理の簡素化を目的としている。

 新版は,外部のWebコンテンツをポータルに取り入れるClipperポートレット,シングルサインオン(SSO)の導入をサポートする新機能,コンテンツ・シンジケーション機能などを追加。開発者とエンドユーザーの生産性を向上させるために,Ajax開発機能,ポータルのコンテンツおよびスタイルを動的に修正するツールなどを強化した。

 このほかにも,ポートレットの再利用を促進するポータル連携機能,アップデート機能およびメタデータの管理機能を強化し,ユーザー・インタフェースでドラッグ&ドロップをサポートするようになった。

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