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 システム会社のシステムエグゼは2008年2月29日、データベース・システムの開発を支援するソフトを発表した。実システムで使っている本番データを解析して、テスト検証用の疑似データを生成する。本番データ利用による情報漏洩の危険を回避しながら、テストの精度と効率を上げられるという。

 支援ソフト「DB Secure Utility」を3月5日から出荷する。データの内容を解析し、個人情報と判断されたテーブルの氏名、住所、電話番号などの情報を類似した文字列に変換する。テーブル属性情報を自動的に解析し、個人情報を最適な擬似データへ変換するため、業務知識がない技術者でも適切なテスト・データを作れるという。

 対象となるデータベース・ソフトは日本オラクルの「Oracle9i」と「同10g」。今後、マイクロソフトの「SQL Server」版や日本IBMの「DB2」版も用意する予定。価格はサーバー1台当たり480万円。年間200万円でレンタルもする。