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Microsoft,「Windows Server 2008」「SQL Server 2008」「Visual Studio 2008」を提供開始

2008/02/28
Paul Thurrott

 米Microsoftはカリフォルニア州ロサンゼルスで2008年2月27日(米国時間)に開催したイベント「Heroes Happen Here」(ヒーロー集合)で,「Windows Server 2008」と関連2製品「SQL Server 2008」「Visual Studio 2008」の公式提供を開始した(関連記事:Microsoft,「Windows Server 2008」「Visual Studio 2008」を発売)。

 Windows Server 2008は,いうまでもなくMicrosoftが大成功させたサーバーOSの新版だ。データベース・サーバーの次版であるSQL Server 2008は,提供開始というものの,製品出荷は2008年第3四半期になる(関連記事:Microsoft,「SQL Server 2008」のRTMを2008年Q3に延期,2月末は機能確定版CTP止まり)。デスクトップ/Web向けアプリケーション開発スイートのVisual Studio 2008は,既に2007年終盤より提供している(関連記事:Microsoft,「Visual Studio 2008」「.NET Framework 3.5」が完成,RTM提供を開始)。

 これら3製品のうち,一つは何カ月も前にリリースし,一つは2008年後半にならないと出荷されないのに,どうして同時に発売イベントを行うのだろうか。それはこれらが,Microsoftが「製品の波」と称する製品群の構成要素であり,様々な点で相互に結びついた製品だからなのだ。3製品はそれぞれ個別に利用できるが,Microsoftによると組み合わせて使ったほうがよいという。Microsoftは数年前,この3製品と「Windows Vista」「Office 2007」などのクライアント向け関連製品を「Longhornの波」と呼んでいた。

 Windows Server 2008は当初の予想より何年も遅れて登場したが,同じように遅れたWindows Vistaと違って気が滅入るような知らせは届いていない。Windows Vistaは,発売初年度に素晴らしい売り上げを記録した一方で,驚くほど多くの批判を受けた。Windows Server 2008の導入を考えている企業は,スケジュールや機能に不満を訴えていない。そもそも,企業の設定する導入スケジュールは,デスクトップOSよりサーバーOSの方に時間的余裕がある。さらに,Windows Server 2008は大量の新機能と便利な機能を備えている。

 IT業界関係者からみると,Windows Server 2008関連で最大のニュースは,64ビット・ソフトウエア時代の幕がついに開くことである。Windows Server 2008はWindows Vistaと同様,ほとんどのエディションで32ビット版と64ビット版が用意される。ただし,サーバーOSはデスクトップOSほど互換性の問題が普及に響かないため,Windows Server 2008はMicrosoft製OSとして64ビット版の販売数が32ビット版を上回る初めての製品になりそうだ。Windows Server 2008の64ビット版には,サーバー仮想化機能「Hyper-V」といった独特の機能を備え,メモリーとプロセサを多く搭載できるなど,機能が32ビット版より豊富という味方がついている。その上,Microsoftは「32ビット版を用意する最後のWindows Server製品」としている。次期Windows Serverは64ビット版だけになるのだ。

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