ソフトバンクモバイルは2008年2月28日,同一法人の社員同士であれば回線数の上限なしで24時間定額通話が可能なサービス「ホワイト法人24+」を開始すると発表した。料金は1回線あたり月額924円。6月1日から法人営業の窓口で受付を開始する。ただし,利用には月額980円の音声準定額プラン「ホワイトプラン」の契約が前提となる。

 同社は2月22日に,10回線までの社員間の通話を24時間定額にする「ホワイト法人24」を発表し,3月1日から開始するとしていた(関連記事)。しかしその後,NTTドコモが2月27日に最大300回線まで利用できる通話定額サービス「法人向けグループ内音声定額」(仮称)を発表(関連記事)。auにも「ビジネス通話定額」という同種のサービスがあり,ソフトバンクモバイルは中堅,大企業向けの法人プランが手薄になっていた。

 こうした背景があり,ソフトバンクモバイルはホワイト法人24の開始前に新サービスの投入を決めたと見られる。ソフトバンクモバイル広報も「NTTドコモの発表を受けて今回の発表に至ったことは否定しない」としている。

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