米WaveMaker Softwareは米国時間2008年2月27日,企業向けWebアプリケーション開発フレームワークの新版「WaveMaker Visual Ajax Studio 3.1.1」をリリースした。複雑なコードを書かずにデータベース中心のAjax対応Webアプリケーションを作成できるため,開発時間を短縮できるとしている。

 新版は,新機能としてフォームの自動作成機能を提供する。この機能では,フォームを再利用可能なウィジットとして扱うため,米Microsoftの「Access」,米IBMの「Lotus Notes」,米Oracleの「Oracle Forms」といったクライアント/サーバー・アプリケーションからAjax対応Webアプリケーションに容易に移行できるようになるという。

 このほかにも,米IBMのデータベース「DB2」とMicrosoftのWebブラウザ「Internet Explorer(IE)」をサポートするようになり,データ・バインディングやデータ・モデルなどのバグを修正している。開発者とIT管理者は,CIO(最高情報責任者)のアーキテクチャ,セキュリティ,データベースのポリシーに従いながらWeb 2.0技術を採用できるとしている。

 WaveMaker Visual Ajax Studio 3.1.1は, WaveMakerのWebサイトからダウンロードできる。オープンソース・ライセンス(GNU AGPL 3)と,商用の2通りのライセンスで提供される。

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