NTTドコモは2008年2月27日,iモードの利用に必須である「iモード付加機能使用料」を月額210円から月額315円に値上げすると発表した。新料金の適用は6月1日からとなる。auやソフトバンクモバイルでは,同等サービスの使用料は以前から月額315円。今回の値上げで3事業者の料金が横並びとなった。

 iモード付加機能使用料は,iモードに申し込むと支払いが必要になる料金。iモードのブラウジングだけでなく,iモードメールの利用でも必須。また,おサイフケータイでの会員登録や電子マネーのチャージなどを実行するにもiモードの申し込みが必要であり,付加機能使用料がかかる。2008年1月末時点のiモード契約数は,NTTドコモの累計契約の約90%に当たる4782万9800。

 NTTドコモは値上げの理由について,「iモード・プラットフォームの負荷が上がってきて,使用料と釣り合わなくなっていた」とする。具体的には,iモード公式メニュー内でパケット通信料なしで利用できる範囲を拡大したり,リッチ・コンテンツの普及でトラフィックが増大していることが負荷増大を招いたという。

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