「Stage6」の終了を伝えるWebページ
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 「DivX」の開発で知られる米ディビックスは2008年2月25日、同社の動画投稿サイト「Stage6」を2008年2月28日に終了することを明らかにした。

 Stage6は、米グーグルの「YouTube」などと同じように、自作の動画を無償で公開および閲覧できるWebサイト。2006年8月から運用されている。

 2006年12月に来日したディビックスの責任者の一人は、報道陣向けの説明会において、「YouTubeに似ているが、より画質が高く、パソコン以外にも多数のDivX対応機器で再生が可能である点が特徴」と、ほかの動画投稿サイトとの違いをアピールしていた。

 Stage6を終了する理由として同社では、Stage6の運営には多大なコストがかかるためだとしている。開始以来、Stage6は同社の期待以上に有名になり、「高画質の体験をより多くのユーザーに提供する」という目的は果たせたものの、同社ではこれ以上続けられなくなったという。

 そこで2007年7月、「Stage6をどうするか」について議論を開始。(1)別会社にする、(2)他社に売却する、(3)終了する――以上の3つの選択肢を考えたものの、最終的には(1)と(2)は無理ということになり、終了することにしたという。

 動画の投稿機能は既に終了している。動画の閲覧およびダウンロードも、2月28日をもってすべて終了する。