[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]

 レノボ・ジャパンは2008年2月26日、ノートパソコン「ThinkPad X300」を発表した。同時に販売を開始する。「機能を犠牲にせずに、薄さ、軽さ、長時間利用を実現することにチャレンジした製品」(製品事業部担当 執行役員 落合敏彦氏)。最も薄い部分で18.6mm、重量は最低1.33Kg(光学ドライブなし)である。

 薄型を実現するために実装したのがLEDバックライト液晶パネル。蛍光バックライト液晶と比べ、2.5mm薄くできたという。このほか、キーボードの深さの影響を受けないよう、バッテリーを前方に配置させたりすることで薄型化を実現している。

 記憶装置に64GBのソリッドステート・ドライブ(SSD)を搭載した。これにより、2.5型のハードディスク(5400rpm)と比べて、55%軽量化された。このほか、液晶部のカバーの素材を見直したり、高密度化を可能にした基板技術を採用したりしている。なお、SSDを搭載することで、2.5型HDDと比べると、PCMark05を使ったベンチマークでは3倍以上の性能で、Vistaのブート時間は30%ほど短縮されるという。

 バッテリーは標準搭載する3セルバッテリー利用時に3.2時間。オプションのバッテリーを利用した場合で最大8.2時間である(いずれもWindows Vistaを利用した場合)。

 最小構成時の主な仕様は、Core 2 Duo SL7100(1.2GHz)、メモリー標準1GB(最大4GB)、64GBのソリッドステート・ドライブ、13.3型液晶(1440×900ピクセル)、光学ドライブ(DVD)、無線LAN、Windows Vista Business(32bit)。価格は34万6500円から。