写真●米ヴイエムウェア マーケティング担当バイスプレジデントのカーシフィック・ラウ
写真●米ヴイエムウェア マーケティング担当バイスプレジデントのカーシフィック・ラウ
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 「メンテナンスまでの約3年間、全く停止することがなく仮想サーバーが安定稼働した」。ヴイエムウェアのマーケティング担当、カーシフィック・ラウ バイスプレジデントは、2008年2月22日に開催した「VMware 仮想化ソリューションフォーラム 2008」の基調講演で、同社の仮想化製品は信頼性が最大の武器であることを強調した。講演後の記者説明会では、米シトリックス・システムズなど競合ベンダーの登場に対し、「我々の成長率は80%以上。競合企業が表れて当然だ。今後はさらに販売パートナーとの協力体制に注力し、導入企業を増やしたい」と余裕を見せた。

 基調講演では、企業規模や業種にかかわらず、ヴイエムウェアの仮想化製品の導入が進んでいることを説明し、顧客が様々な用途で利用していることを解説した。例えば、仮想サーバー製品では、災害対策として、サーバーの復旧プロセスを紹介。処理を中断することなくサーバーのメンテナンスなどができる「VMotion」機能を活用すれば、「従来40時間以上かかっていたプロセスを4時間以下で実現できる」と優位性を説明した。

 さらに、サーバーを仮想化すれば、物理的なサーバーの台数を減らせるだけでなく、CPUのワークロードを統合できることから、「80~90%の電力を削減できる」と、グリーンITとしての導入効果が見込めることも示した。