図●キャリア別アクセス数の割合
図●キャリア別アクセス数の割合
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 携帯電話向けマーケティングを手がけるビートレンドによる2008年1月の携帯電話向け企業サイトへのアクセス状況調査によると、キャリア別ではNTTドコモからのアクセスが57.7%、auが33.2%、ソフトバンクモバイルが9.1%となった(図1)。

 2007年11月に実施した前回調査と比較すると、ドコモは1.2ポイント減少したが依然、半数以上を維持している。auは2007年7月の前々回調査の33.1%から前回32.7%へと減少したが、今回0.5ポイント増加し33%台に戻った。ソフトバンクは前々回の7.7%から、前回は8.4%となり、今回0.7ポイント増加し、1割に到達するまで1ポイントを切った。

 キャリアごとの機種をみると、ドコモで最もアクセスが多かったのはシャープ製の「SH903i」(シェア7.4%)、auではカシオ計算機の「W41CA」(同4.8%)、ソフトバンクではシャープの「911SH」(同13.4%)で、それぞれのシェアは減少あるいは横ばい傾向だが、前回調査と同じ機種が首位となった。

 HTMLメール対応端末からのアクセスの割合は、前回調査の78.6%から83.4%となり、8割を超えた。Flash対応端末は94.2%にまで増えた。前回調査では91.6%だった。ドコモとauでは、Flash対応端末からのアクセスの割合がいずれも95%を超えている。このほか、おサイフケータイ対応端末からのアクセスの割合は76.6%で、前回の73.1%から3.5ポイント増えた。

 調査は2008年1月1―31日の期間、ビートレンドが提供する携帯向けASPサービス「BeMss(ビームス)」を採用している約1400社の携帯向けサイトを対象に実施した。

■関連情報
ビートレンドのWebサイト