写真●アッカ・ネットワークスの社長兼最高経営責任者に就任予定の須山勇氏
写真●アッカ・ネットワークスの社長兼最高経営責任者に就任予定の須山勇氏
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 アッカ・ネットワークスは2008年2月21日,木村正治代表取締役社長兼最高経営責任者が退任し,後任に同社執行役員技術・オペレーション担当兼システム本部長の須山勇氏(写真)が就任すると発表した。3月28日の定時株主総会と取締役会の決議を経て就任する予定。21日17時から会見を開く。

 須山氏は2000年6月にアッカに入社。執行役員技術本部長兼技術運用部長などを経て2007年10月から現職。アッカは須山氏が社長兼最高経営責任者に就任する理由について,技術・オペレーション部門の責任者としての実績やサービス・技術全般について知見があることなどを挙げている。

 アッカは2月14日に,新たな事業計画を打ち出したばかり(関連記事)。このタイミングでの社長交代について,アッカは「木村社長が健康面での不安があり,今後の事業計画実行を新社長に引き継いだ」と説明している。

 また,湯崎英彦取締役副社長執行役員が退任し,後任に企業再生コンサルティング会社であるUWiNの塚本博之プリンシパルが就任することも発表した。湯崎副社長の退任については,アッカ・ワイヤレスがWiMAXの免許を取得できなかったことの責任を取るとともに,木村社長の退任に合わせて経営陣を刷新するためと説明。「今後の経営方針として当社独自に決めたこと」(アッカ)と強調し,イー・アクセスが要求していた経営陣交代とは「まったく関係ない」としている。

[代表者の異動についての発表資料へ(PDF)]
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