米Microsoftは米国時間2008年2月18日,全世界の大学生と高校生に同社の開発/設計ツールを無償で提供する「DreamSpark」プログラムを発表した。次世代を担う若者にプロ向けツールを提供することで,彼らの潜在能力を引き出したいとしている。

 同社は,ソフトウエア開発向けに「Visual Studio 2005 Professional Edition」「同 2008 Professional Edition」「XNA Game Studio 2.0」を提供する。「XNA Game Studio」に関する情報交換を行える「XNA Creators Club」のアカデミック会員資格(12カ月)も提供する。また,Webサイトやデジタル・コンテンツを効率的に作成できる「Expression Studio」スイートや,安全かつ安定した環境で開発作業を行える「SQL Server 2005 Developer Edition」「Windows Server, Standard Edition」にもアクセスできるようにする。

 現在,同プログラムは米国,英国,ドイツ,フランス,ベルギー,スペイン,スウェーデン,フィンランド,スイス,中国の大学生向けに公開している。今後6カ月間に,オーストラリア,チェコ共和国,エストニア,日本といった他の地域の大学生も対象に加え,第3四半期には高校生への提供も開始する。

 同社は最終的に,大学生,高校生を合わせて約10億人の学生が同プログラムを利用できるようになると見込んでいる。

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