文章に加えて写真も記事に含められるのが特徴
文章に加えて写真も記事に含められるのが特徴
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記事投稿が可能なiPhone向けクライアントソフトも用意
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 英フォン・ワイヤレスは2008年2月17日(現地時間)、ミニブログサービス「Twitxr」を開始したと発表した。米ツイッターが提供中の「Twitter」に似たサービスで、1行程度の文章を次々と書き込む簡易的なブログである。

 ミニブログは、自分専用の雑記帳として活用できるのが特徴。Twitterとの違いは、文字だけでなくアップロードした写真も記事中に含められること。いわゆる「フォトログ」として使える。また、TwitterやSNSサービスであるFacebookと連係する機能を用意しており、投稿すると同時に文字だけをTwitterやFacebookへ転送できる。これにより、TwitterやFacebookにアクセスすることなく記事を自動更新可能。英語版のサービスだが、日本語も記述できる。

 ミニブログは、その瞬間に見聞きしたり、体験したりした出来事を独り言をつぶやくように書いて残せるのが魅力。加えて、仲間内でその瞬間の出来事を気軽に知らせ合って楽しめることから、利用者が急増している。Twitterに似たサービスを開始する事業者も続出。「Twitter系」と称される新しいカテゴリーが形成されつつある。

 Twitxrでは、米アップルの携帯電話機「iPhone」向けの専用クライアントソフトも用意する。これを使えば、簡単に写真付きの記事を作成し、Twitxrへ投稿できる。写真データは、iPhoneで撮影したものを位置情報付きでアップロード可能だ。ただし、米アップルはユーザーが勝手にソフトをiPhoneへ追加することは認めていないので注意が必要。追加するに当たっては、第三者が作成した特殊なソフトをインストールする必要もある。

 サービスを開始したフォン・ワイヤレスは、ユーザー参加型の公衆無線LANサービス「FON」を世界各地で提供中。FONを普及させるために、公衆無線LANの活用シーンを増やすさまざまなアプリケーションを提供するプロジェクト「FON Labs」にも取り組んでいる。Twitxrは、 FON Labsの一貫として開発された。