米Everexの低価格ノート・パソコン「CloudBook CE1200V」
米Everexの低価格ノート・パソコン「CloudBook CE1200V」
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 台湾First International Computer(FIC)傘下の米Everexは,低価格ノート・パソコン「CloudBook CE1200V」の販売をWalmart.comZaReason.comなどの通販サイトで米国時間2008年2月21日に開始する。価格は399ドル(関連記事:米EverexがEee PC対抗の低価格ノートPC「CloudBook」を発売,OSはLinux)。

 CloudBookは,スペックを抑えることで低価格化させた超小型ノート・パソコン。OSはUbuntu Linuxベースの「gOS Rocket」,プロセサは動作周波数1.2GHzの「VIA C7-M Processor ULV」。記憶容量30Gバイトのハード・ディスク装置と512Mバイトのメモリーを搭載する。ディスプレイは800×480ピクセル表示の7型。幅が9インチ(約229mm)で,重さが2ポンド(約900g)。リチウム・イオン・バッテリで5時間の作動が可能。

 IEEE802.11b/g無線LANに対応し,Ethernet/DVI-I/USB 2.0インタフェース,ヘッドフォン/マイク端子,30万画素のカメラ,4in1メディア・カード・リーダー,ステレオ・スピーカを備える。

 FirefoxやOpenOffice.orgなどのオープンソース・ソフトウエアをプリインストールしている。また,米Googleの各種Webアプリケーションと連携する。

 米メディア(InfoWorld)によると,EverexはWal-Mart.com/Newegg.com/TigerDirectなどの販売店に2万台のCloudBookを出荷済みで,数百台割り当てられたZaReason.comでは既に売り切れ状態という。また,Everexはタッチ・スクリーン版CloudBookを2008年中に499ドルで販売する計画を進めているほか,フラッシュ・メモリーの価格が下がれば半導体ディスク(SSD)搭載モデルの提供もあり得るとしている。

[EverexのWebサイト]