信じられない話であるが,米Microsoftによると,ゲーム機「Xbox 360」が間もなく品薄状態になるという。ホリデー・シーズン後の販売が予想を上回ったからだそうだ。Microsoft世界マーケティング部門トップのJeff Bell氏は「米国では実際に製品が不足しつつある。われわれの需要見通しが誤りだったといえる」と述べている。

 ここからは筆者の見立てなのだが,2008年1月に17台売れるとみられていたXbox 360が約20台売れてしまった,というところだろう。これに対し,任天堂は同時期に約100万台のゲーム機を販売したようで“わずかに”Microsoftを上回った。

 偶然の一致でもなんでもないが,2008年1月におけるゲーム機の販売台数レポートは2月22日に発表される予定だ。レポートには,任天堂が哀れなMicrosoftに完全勝利するという結果が記されるだろう。Xbox 360惨敗の理由は,需要に見合う台数を生産できなかったせいではないと思う。ただし,これも筆者の推測に過ぎない。

 ついでに書いておくと,筆者の予想では,ソニーの「PLAYSTATION 3(PS3)」は今回も3位だろう。1月に約13台売れ,2位のMicrosoftに“大きく引き離された”3位になるとにらんでいる。