米Red HatとオープンソースのWebインフラ管理技術の米Hypericは米国時間2008年2月14日,両社が共同で設立した管理プラットフォーム・プロジェクト「RHQ」が正式に発足したと発表した。RHQプロジェクトのWebサイトからソース・コード,プロジェクトの情報,フォーラムにアクセスできる。ソース・コードはGPL(General Public License)v2で公開される。

 RHQプロジェクトは,ITインフラ管理の中心的な機能を開発するオープンソース・プロジェクト。将来的に両社の製品に採用される共通のサービス管理プラットフォームの開発を目的としている。2008年春に公開が予定されるRed Hatのシステム管理ソフトウエア「JBoss Operations Network v2.0」にはRHQのコード・ベースが組み込まれる予定だという。

 RHQは,パッケージ化した管理プラットフォームではなく,管理製品に必要とされるサービスのセットで構成される。RHQプロジェクトは現在,インベントリ,自動発見,データ収集,設定管理,制御,イベント管理,アラート,プロビジョニングといった機能を提供している。

 Red Hatは同日,同社のパートナ企業が開発したオープンソース・アプリケーションを提供するプログラム「Red Hat Exchange(RHX)」にHypericが参加することも明らかにしている。

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