Mobile World Congress 2008で,米コンバースが、試作したAndroid上で動作するボイスメール・アプリケーションのデモを披露している。

 日本の携帯電話の留守番電話サービスでは,預かった音声メッセージを携帯電話網側に保存しておき,メッセージを預かっている旨をショート・メールなどで通知するのが一般的だ。

 試作したボイスメールは,預かった音声メッセージをそのままファイルとして携帯電話に配信する。ユーザーはメールのリストを見て,そのなかから自由に選び即座に再生できるようになる。

 デモではまず,実際の携帯電話を使って留守番電話を録音。それがAndroidの端末に送られ,ボイスメールのメールボックスに入る(写真1)。これをAndroid端末で再生した(写真2)。ただし,Androidの端末はパソコン上で動作するエミュレータで代用していた。「アプリケーションはAndroidの開発環境で提供しているものだけを使い,AndroidのJava VM上で動作するように開発した」(説明員)という。

写真1●ボイスメールのメールボックス
写真1●ボイスメールのメールボックス
発信者の名前や時間が出ており,必要な録音だけを聞くことができる。
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●ボイスメールを再生しているところ
写真2●ボイスメールを再生
再生時には発信者に関連付けられたアバターのアニメーションが表示される。
[画像のクリックで拡大表示]