日本通信は2008年2月14日,NTTドコモとのネットワークの相互接続で基本合意書を締結したと発表した。同社はMVNO(仮想移動体通信事業者)として携帯電話事業者の設備を借りてデータ通信サービスを展開するため,NTTドコモにネットワークの相互接続を申請していた。

 今回,基本合意に至ったのは相互接続の方法に関して。守秘義務の関係で具体的な内容は公表できないとしているが,相互のネットワークをレイヤー2レベルで接続するため,日本通信が「関門パケット交換機」と呼ぶゲートウエイ装置を開発,設置することに決まったという。接続料は引き続き協議する。

 日本通信とNTTドコモの協議は途中,総務大臣に裁定を申請するまで難航していた。2007年11月に裁定を受けてから協議を再開し,今回の基本合意に至った(関連記事)。

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