トレンドマイクロが公開したサポート情報
トレンドマイクロが公開したサポート情報
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 トレンドマイクロは2008年2月13日、同社の企業向けウイルス対策ソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション」などに問題が発生したことを明らかにした。特定バージョンのパターンファイルを適用すると、特定の条件下では、ウイルス検索に通常以上の時間がかかるという。同社では、問題を解消したパターンファイルを公開済み。

 同社の情報によれば、影響を受けるのは「ウイルスバスター コーポレートエディション」「Trend Micro ウイルスバスター ビジネスセキュリティ」「Trend Micro Client/Server Security」「ServerProtect for WindowsNT」。

 これらの製品に「ウイルスパターンファイル 4.995.00」を適用した後に、メールファイルやデータベースといった大容量のファイルに対してウイルス検索を実行すると、今回の問題が発生する可能性があるとしている。今回の問題は、セキュリティ組織の米SANS Instituteも公式ブログで報告している。

 今回の問題は、ウイルスパターンファイル 4.997.00以降(4.997.00を含む)では解消済み。4.997.00以降にアップデートできている環境では、今回の問題は発生しない。このため同社では、パターンファイルをアップデートするよう呼びかけている。

 自動でアップデートできない場合には、最新のパターンファイルを手動で適用する必要がある。パターンファイルの入手方法や手動による適用方法については、同社の情報を参照してほしい。なお同情報は、必要に応じて適宜更新するという。