米Time Warner傘下の米AOLは米国時間2008年2月11日,開発者に向けたモバイル・アプリケーション開発プラットフォーム「Open Mobile Platform」を発表した。各種ツールやソース・コードを提供し,BREW,Java,Linux,RIM,Symbian,Windows Mobileといった主要OS/プラットフォーム向けに,モバイル・アプリケーションを効率的に開発できるように支援する。リリースは今夏になる予定。

 開発プラットフォームは,(1)XMLベースの次世代マークアップ言語,(2)「超軽量な」(同社)モバイル端末クライアント,(3)アプリケーション・サーバーからなる。米メディア(InfoWorld)によると,AOLが昨年買収した米Airmediaの技術を基盤とする。

 動的なプレゼンテーション・レイヤーを備えているため,新機能を迅速に開発し,さまざまな携帯電話向けに容易に最適化できる。また,150機種以上に対応するAOLの携帯電話向けアプリケーションのソース・コードも閲覧できるため,必要な修正を加えることで,短時間でアプリケーションを開発できる。

 同プラットフォームで開発したアプリケーションは,「AIM」「AOL Mail」「同Video」「MapQuest」「Userplane」といったAOLのオープンAPIに加え,サードパーティによるAPIとも統合できる。また,AOLの広告プラットフォーム「Platform-A」が提供するバナー広告などを利用して,モバイル・アプリケーションから広告収入を得ることも可能。

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