写真●Maps 2.0を発表するノキアのオリペッカ・カラスブオCEO
写真●Maps 2.0を発表するノキアのオリペッカ・カラスブオCEO
[画像のクリックで拡大表示]

 フィンランド ノキアは2008年2月11日(欧州時間),Mobile World Congress 2008において,コンテンツ共有サービス「Share On Ovi」とナビゲーション・サービスの「Maps 2.0」を発表した(写真)。同日,サービスを開始した。

 Share On Oviは携帯電話やパソコンに取り込んだ画像や動画を同社のWeb上のサービス「Ovi」で共有するというもの。無償で容量制限なく利用できる。100以上のファイル形式のデータが利用可能。Web上でファイルを変換することも可能。例えば,パソコンでアップロードした高画質の映像ファイルを携帯電話用にリサイズして提供するといったことができる。また,Share On Oviにアップロードしたファイルは,アクセス権限に応じてほかのWebサイトから参照することが可能。具体的には自分のブログ・サイトに読み込んで表示させる使い方ができる。

 対応する携帯電話としては「N73/81/95」。これらに専用のアプリケーションをインストールして利用できる。第2四半期に登場予定のN78,第3四半期に登場予定のN96とNokia 6220 Classicにプリインストールして提供するという。このほか,Nシリーズ,S60プラットフォーム用のネイティブ・アプリケーション,S40用のJavaアプリケーションも用意する予定。パソコンではWebブラウザで利用可能。

 Maps 2.0は,携帯電話に歩行者ナビゲーションやカーナビゲーション・システムを持たせるというもの。GPSや無線LANを利用して,位置情報を取得する。ベータ版のアプリケーションは第1四半期からS60 3rd Edition Feature Pack 1に対応したデバイス向けに配布する。第2四半期には商用サービスに移行する予定。N96やNokia 6220 Classicのほか,第3四半期に出荷予定のNokia 6210 Navigatiorにプリインストールする。利用には月額または年額の料金が必要。料金は地域にごとに異なり,欧州の場合は月額7.99ユーロで利用できるという。