NHKは2008年2月7日,地上デジタル放送とBSデジタル放送の普及状況に関する速報値を発表した。地上デジタル放送受信機の普及台数は2008年1月末で約3044万台となり,三大広域圏(関東・中京・近畿)における2003年12月の放送開始から約4年2カ月で3000万台を突破した。2000万台を突破してからは9カ月になる。1月に約84万台増えた。

 製品別の内訳は,薄型テレビ(液晶テレビとプラズマテレビ)が約1849万台,ブラウン管テレビが約72万台,外付けチューナー(チューナー内蔵録画機を含む)が約616万台,ケーブルテレビ(CATV)用STB(セットトップボックス)が約507万台である。

 一方,BSデジタル放送受信機の普及台数は,1月末で約3283万台となった。製品別の内訳は薄型テレビが約1899万台,ブラウン管テレビが約186万台,外付けチューナーが約691万台,CATV用STBが約507万台である。このほかに,CATVに加入して「デジタル-アナログ変換」して視聴している世帯が約149万世帯あるという。