WebCharts3D 5.2J
WebCharts3D 5.2J
[画像のクリックで拡大表示]

 グレープシティは,Javaアプリケーション向けのグラフ/チャート作成ソフトの新版「WebCharts3D 5.2J」を,2008年3月中旬に販売開始する。価格は,開発ライセンスが20万7900円,Webアプリケーション・サーバー上で利用する際の運用ライセンスが1CPU1コアで55万4000円など。新版では主に,マルチコアCPU利用時の価格を改定した。従来版と比較して20~40%値下げしたとしている。開発会社は,米GreenPoint。

 WebCharts3Dは,Java言語向けのグラフ/チャート作成ソフトである。Javaアプリケーション・サーバーを用いた情報インフォメーション・ポータルなど,業務データのグラフ/チャートをWebブラウザ上に表示する用途に適する。ソフトウエアの構成要素は,グラフ/チャート生成エンジンと,グラフ/チャートの設計/デザイン・ソフトなど。

 グラフ/チャートの設計は,135種類のテンプレートから目的に応じたチャートを選択してWYSIWYGエディタでカスタマイズするというもの。設計したグラフ/チャートは,XML形式で出力する。グラフ/チャートを利用するためのソース・コードも自動生成する。JSP(Java Server Pages),JSPカスタム・タグ,JSF(Java Server Faces)などWebアプリケーション・サーバー向けのものや,Applet,Swing,SWTなどクライアント向けのものを出力する。デザイン・ソフトはJava統合開発環境であるEclipseに組み込むことも可能である。

 グラフ/チャート形式は,棒グラフ,折れ線グラフ,円グラフ,ガントチャートなど30種類を用意している。新版では,変化の速い数値情報をメーター方式で動的に表現する「ゲージ」と,地域ごとの販売数量の把握などに向いた,画像を境界線で塗り分ける「マップ」の2種類を追加した。

 なお,WebCharts3Dのグラフ/チャート生成エンジンは,米IBMのWebアプリケーション・サーバー関連製品の1つでダッシュ・ボード製品である「WebSphere Dashboard Framework」のチャート生成エンジンとして採用されているという。