NTTドコモは2008年2月6日,同社が運営する電子マネー「iD」の加盟店向けに,iDの仕組みを活用した加盟店独自のポイントプログラムや会員証などの機能を提供するサービスを,2月7日より開始すると発表した(発表資料)。ユーザーは会員証を持ち歩かなくても,iD対応のおサイフケータイをリーダ/ライタにかざすだけで,加盟店が提供する会員サービスを利用できるようになる。

 おサイフケータイなどに搭載されたICチップ内の「iD」のカード情報を書き込んだ領域に加盟店独自の会員情報を書き込んだり,新たにiDと同様のエリアを追加することで,本人認証や加盟店独自のポイントプログラムを導入する。従来,加盟店が独自のポイントサービスや本人認証システムを導入する場合POS端末への機能搭載が必要だったが,このサービスではiDの機能やリーダ/ライタが活用できるため,少ないコストでサービスを導入できるという。