米Dellは米国時間2008年2月5日,企業向けサポート体系を改変すると発表した。新しいサポート・サービス「Dell ProSupport」は,これまでの10種類を超えるサービスを2種類のカスタマイズ可能なパッケージに絞り,予防的管理やサービス・レベルに合わせて選択できる柔軟なオプションを用意する。

 新しいサポート・サービスは,企業のIT部門向けの「ProSupport for IT」と,IT部門を持たない中堅・中小企業向けの「ProSupport for End-Users」を用意。ProSupport for ITは,問題発生時にITプロフェッショナルをサポートするためにDellの技術者を迅速に派遣する「Fast-Track Dispatch」など24時間体制のサポート・オプションを提供する。

 ProSupport for End-Usersは,米Microsoftの中堅・中小企業向けサーバー製品「Windows Small Business Server」や米Intuitの会計ソフトウエア「Intuit QuickBooks」といったアプリケーションのサポートのほか,無線アクセスの設定などをサポートする。また,ユーザーはDellのサポート・センター「Dell Expert Center」の技術者に問い合わせることもできる。

 予防的管理の「Proactive Maintenance」オプションでは,ドライバ,ファームウエア・アップデートの評価とアドバイスのほか,DellのハードウエアやSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)を評価するサービスなども提供する。

 Dellの登録パートナ,企業,公共団体は,直ちにDell ProSupportを利用可能となっている。

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