米Googleは米国時間2008年2月5日,企業向け電子メール・セキュリティ・サービスを発表した。同社が昨年9月に買収した米Postiniのセキュリティ技術を活用したもので,「Google Message Filtering」「同Message Security」「同Message Discovery」の3タイプ。同社のホスティング型アプリケーション・プラットフォーム「Google Apps」の一部として提供する。

 Message Filteringは,スパムやマルウエアのフィルタリングを行う。利用料は1ユーザー当たり年間3ドル。Message Securityでは,フィルタリング機能に加え,ウイルス検知機能,アウトバウンド・メール処理,コンテンツ・ポリシー管理機能を提供する。利用料は1ユーザー当たり年間12ドル。Message Discoveryはさらに,1年間のメッセージ保存,維持,ディスカバリ(電子開示)機能が加わったサービスで,法令順守を支援する。1ユーザー当たり年間25ドル。

 いずれのサービスも,「Lotus Notes」「Microsoft Exchange」「Novell Groupwise」など,さまざまなメール・システムで運用できる。GoogleのWebサイトでサインアップできるほか,提携パートナを通じて入手できる。

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