米Eastman Kodakは米国時間2008年2月4日,小型カメラ向けの500万画素イメージ・センサー「KODAK KAC-05020 Image Sensor」を発表した。このセンサーは,同社の「Color Filter Pattern」技術と新しいCMOSピクセル技術「TRUESENSE CMOS Pixel」を組み合わせており,1.4ミクロン・ピクセルを採用する。

 このセンサーは,携帯電話などに搭載する小型カメラ向けに設計されたもの。1.4ミクロン・ピクセルを採用することで,暗い場所で撮影した場合にも,1.75ミクロン・ピクセルを採用するCMOS設計と同等またはそれを上回る画像品質を提供できるという。TRUESENSE Color Filter Patternにより,光感受性が現行のセンサーよりも2~4倍高くなっており,暗い場所での撮影において画質の向上が期待できるほか,動く被写体の撮影においてブレを軽減できるという。

 KAC-05020は,光学サイズ1/4型で提供される。最大ISO 3200に対応し,720pフォーマットで30フレーム/秒(fps)に相当する動画もサポートする。2008年第2四半期にサンプル出荷が開始される予定。

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