写真●NTT東西の公衆電話機「DMC-8」
写真●NTT東西の公衆電話機「DMC-8」
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 NTT東日本とNTT西日本は2008年2月1日,両社の営業エリアに設置してある公衆電話の一部が利用できない状態になっていると発表した。同日14時現在で,緑色の公衆電話機の一部が使えなくなっている。

 故障機が出ているのは「DMC-8」という緑色のディジタル公衆電話で(写真),東西合わせたすべての台数は約2万5000台。このうちNTT東日本の2106台,NTT西日本の587台が,ネットワーク側からの遠隔試験により,故障中と判明している。

 発生日時は,ユーザーから最初に申告があった1月31日の9時ころとみている。2月1日13時までに,ユーザーからはNTT東日本に275件,NTT西日本に202件の問い合わせが寄せられた。故障原因は現在究明中で,普及の見込みはまだ立っていない。両社は故障機に「故障中」の貼紙をする措置を順次とっている。故障機については,取替えも含め順次復旧に向けて作業中という。

 なお。公衆電話には灰色のものなど他の機種もあるが,それらは正常に稼働している。

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【追記:2008/2/1 21:20】

  • NTT東西は1日19時30分に第2報を出し,18時現在の故障台数はNTT東日本が2086台,NTT西日本が453台と発表した。14時段階よりも数が減ったのは,公衆電話機の取り換えにより通話が可能になったため。取り替えによってサービスを回復できることを確認したため,故障原因の究明に合わせて,緊急性や利用状況が高いものから順次取り換えているという。

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