メーカーやISPなど15社/団体で組織される「情報セキュリティ対策推進コミュニティ」運営事務局は2008年1月31日、情報セキュリティの啓発活動「みんなで『情報セキュリティ』強化宣言!2008」を2月1日から開始することを発表した。同活動のイメージキャラクターには「なめ猫(なめねこ)」を採用した。
「みんなで『情報セキュリティ』強化宣言!」とは、政府が定めた「情報セキュリティの日(毎年2月2日)」に合わせて、企業や団体が協力し、情報セキュリティの重要性を一般に広く伝える啓蒙活動。参加する企業・団体はWebサイトに共通のロゴを置き(図1)、セキュリティの重要性を訴えるとともに、自社・自団体のセキュリティへの取り組みを示す。
共通のロゴを置く以外の活動は、それぞれの参加企業・団体に任されている。例えば、ロゴをクリックすると、自社が用意するセキュリティの教材ページや、セキュリティの取り組みを解説するページが開くといった活動が考えられる。
セキュリティに関する啓発活動は、現在でも多数の企業・団体が個別に実施しているが、「100社を超える企業・団体が同時に行うことで、単独の活動ではメッセージが届かないようなユーザーにも、情報セキュリティの重要性を伝えることができる」(情報セキュリティ対策推進コミュニティ運営事務局 事務局長を務める、マイクロソフト チーフセキュリティアドバイザの高橋正和氏。図2)。
同活動は今年が2回目。参加企業・団体は現時点で101社/団体。ちなみに、昨年の「みんなで『情報セキュリティ』強化宣言!2007」には、73の企業・団体が参加した。
「みんなで『情報セキュリティ』強化宣言!2008」では、イメージキャラクターに「なめ猫」を採用。1980年代初頭から流行した、学生服などを着た猫のキャラクターだ。「なめ猫」の画像入りロゴや、「なめ猫」の動画などを含む「参加証」を用意(図3)。これらは参加企業・団体なら自由にWebページ上に掲載できるが、後者の参加証については、同活動に応援メッセージを寄せた個人ユーザーも利用可能だ。詳細は、情報セキュリティ対策推進コミュニティのWebサイトを参照してほしい(図4)。