おサイフケータイの利用自体もまだ少ない
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セキュリティに不安を感じているユーザーが5割を超える
セキュリティに不安を感じているユーザーが5割を超える
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 調査会社のネプロジャパンとネプロアイティは2008年1月31日、おサイフケータイに関するユーザー意識調査の結果を発表した。

 おサイフケータイとは、電子マネーの「Edy」や「Suica」などを携帯電話で利用できるようにしたもの。リーダー/ライターから現金をチャージ(入金)したり、クレジットカードからチャージしたりして利用する。調査は2008年1月10~11日にかけて行われ、有効回答数は4601人。男性44%、女性56%。

 おサイフケータイを利用したことが「ある」と答えたのは14%で、所有する携帯電話にその機能はあるものの、利用していないという回答が61%と大半を占めた。

 利用していない理由は「必要性を感じない」が30%で最も多いが、次いで「携帯に機能が付いていないから」が15%、「セキュリティが心配だから」が12%となった。利用の有無にかかわらず、セキュリティに関して「不安」「非常に不安」と答えたユーザーが5割以上にも上った。その理由として同社は「2007年末にJR東日本のモバイルSuicaでなりすましによる不正利用が相次いだため」と見ている。