写真●Business Outlookの開発中の基本画面
写真●Business Outlookの開発中の基本画面
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 2月1日まで東京ビッグサイトで開催しているITpro EXPO 2008のKDDIブースでは,3月にサービスを開始するSaaS(software as a service)ソリューション「KDDI Business Outlook」を紹介している。

 Business Outlookは,パソコンで使っているマイクロソフトのOutlookの機能を,KDDIのau携帯電話でもシームレスに使えるようにするもの。携帯電話を端末とする“Mobile SaaS”ソリューションのうち,コミュニケーション系のアプリケーションという位置づけだ。パソコンと携帯電話で共用できる機能は,メール/電話,スケジュール/文書共有,電話帳など。KDDIは,通信キャリアとしての強みを生かす考えだ。

 Business Outlookは,KDDIのSaaSプラットフォーム「Business Port」で利用できる。Business Portで最初に開始するSaaSソリューションがBusiness Outlookとなる。利用料金は,ID一つごとに月額980円。基本ディスク領域は1契約ごとに1.4Gバイトが提供される。ディスク領域を追加する場合は,100Mバイトあたり500円の別料金がかかる。

 今後,Business Portで提供する他ベンダーのSFA(sales force automation)やCRM(customer relationship management)などのSaaSソリューションとも,スケジュール連携などを可能にする予定だ。