写真●CTCのブースではID管理ソフト「Sun Java System Identity Manager」のデモを実演している
写真●CTCのブースではID管理ソフト「Sun Java System Identity Manager」のデモを実演している
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 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、2008年1月30日から東京ビッグサイトで開催している「ITpro EXPO 2008」において、ID管理ソフト「Sun Java System Identity Manager」を展示し、複数システムのIDを一元的に追加・変更するデモンストレーションを実施している(写真)。

 Sun Java System Identity Managerは複数システムに分散したIDのメタ情報を一元管理するソフト。「LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)製品のように、マスターとなるIDを管理する場合に比べて導入が容易」とストラテジックアプリケーション推進部の比留間紀夫氏は説明する。

 デモでは、社員のID情報をCSV形式でSun Java System Identity Managerに取り込み、承認することで、他システムのID情報が自動で書き換わることを示した。同様にSun Java System Identity Manager側でID情報を変更すれば、他システムにも変更が反映される。これらの追加・変更履歴はレポート作成機能を使って表示できるので、内部統制にも有効という。

 CTCは同ソフトを使った短期導入ソリューション「IDMスターターパック」を販売する。3カ月でヒアリングから実稼働・テストまでを終えるのが特徴。「他社のID管理ソリューションでは“億単位”になることも珍しくないが、ハード、ソフト、インテグレーション費用込みで1000万円台から提供できる」(比留間氏)。