写真●RFIDを利用してパソコンの検品管理をデモンストレーション
写真●RFIDを利用してパソコンの検品管理をデモンストレーション
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 東京ビッグサイトで開催しているイベント「ITpro EXPO 2008」にて、三菱電機がUHF帯の無線ICタグ(RFID)を活用したソリューションを出展している。UHF帯のRFIDは、アンテナから2~3m離れていても情報を読み取ることができる。このメリットを生かした一例とした、同社のブース内ではパソコンの検品管理に応用したソリューションをデモンストレーションしていた(写真)。

 デモンストレーションは、RFIDタグを張り付けたパソコンを棚に格納したまま検品管理するというもの。RFIDを活用したソリューションというと、アンテナを固定して利用するイメージが強い。しかし、検品管理ソリューションではRFIDタグを固定して、アンテナを動かすことが特徴だ。具体的には、台車にアンテナとリーダー/ライター装置を取り付けておき、その台車を棚の前から2~3mの距離で平行移動させる。それだけで瞬時にパソコンに張り付けたRFIDタグの情報を読み取れる。

 このほか、1月に出荷を開始したばかりのリーダー/ライター装置「RF-RW003」を展示していた。ブース内では、このリーダー/ライター装置に、アンテナとアンテナ用三脚、デモ/評価用のアプリケーション、RFIDタグ「RF-TPG003」×5枚、金属面に張り付けても安定して読み取れる専用のRFIDタグ「RF-TGM002」×5枚をセットにした「UHF帯RFID評価キット」のキャンペーンを実施中であることをアピール。2008年2月29日までは特別価格として52万2900円で販売するという。