ケーブルテレビ(CATV)統括運営会社のジュピターテレコム(JCOM)は2008年1月30日,2007年度(2007年1~12月)の連結決算(米国会計基準)を発表した。売上高は2645億800万円で前年度に比べて19.2%の増加,営業利益は428億1600万円で同35.6%の増加,税引き前純利益は375億600万円で同36.4%の増加となった(決算短信)。

 売上高の内訳はCATVサービスが1230億7100万円,高速インターネット接続サービスが665億5800万円,電話サービスが404億3200万円,そのほかの収入が344億4700万円で,いずれも前年度に比べて増加した。既存連結子会社の加入世帯数の増加や連結対象子会社の増加が,各サービスの収入を押し上げた。これに加えてCATVサービスでは,デジタル化率が67%と前期末に比べて15ポイント上昇したことが,増収の原動力となった。

 なお,JCOMは2008年度の業績について,売上高で2950億円,営業利益で500億円,税引き前純利益で450億円を見込んでいる。