写真1●「Rooster-AV」を使ったデモ・システム 右側のボタンを押すと,ルーターがFOMA携帯電話を呼び出す。
写真1●「Rooster-AV」を使ったデモ・システム 右側のボタンを押すと,ルーターがFOMA携帯電話を呼び出す。
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写真2●携帯電話でRooster-AVとテレビ電話をしているところ
写真2●携帯電話でRooster-AVとテレビ電話をしているところ
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 サン電子の子会社,サンコミュニケーションズは2008年1月30日から開催されている「ITpro EXPO 2008」の「ネットワーク最前線」のブースで,FOMA携帯電話とテレビ電話できるルーター「Rooster-AV」をデモ展示している。

 Rooster-AVはビデオの入出力端子,信号入出力端子などのほか,FOMAカードを挿すためのPCカード・スロットを本体に持つ。デモでは,ビデオ端子にカメラ,信号入力端子にスイッチをつないだ環境を用意(写真1)。スイッチを押すと,FOMAの携帯電話を呼び出す。

 携帯電話で着信を受けると,ルーターとの間でテレビ電話が開始される(写真2)。例えば,機器の異常を検知した場合に,その場の状況を遠隔地から確認したり,家の呼び鈴を押された場合に遠隔地から応答するといったシステムへの応用が考えられる。

 また,携帯電話側からルーターを呼び出すシステムも展示している。ユーザー側から機器を呼び出して,自宅やオフィスの状況を確認するといった用途に使える。